皆さんはどんな男性が好きですか?
福山○春のようなドストレートイケメンですか?
それとも星○源のような塩顔イケメンですか?
ちなみに私は「#星野源に屈しない会」の会員なので、決して星○源のファンではありません。いや、本当に、全然好きじゃないよ、いや、マジで。
“モテる男≠イケメン”
さて、今回のテーマは「モテる男とは?」です。
冒頭で私が星野源に屈していない姿をお見せしたのは、このためでした。(どのためだ)
ここで間違えないでほしいのは、今回したいのは「モテる男の話」であって、決して「イケメンの話」がしたいわけではないということです。
つまり、「モテる男」=「イケメン」では必ずしもないってことです。
では、どんな男性がモテるのか?
それは、「面白いブサイク」or「丁寧なイケメン」です。
「面白いブサイク」=「安心感」+「親近感」
「モテる男」、一人目は「面白いブサイク」です。
とりあえず字面がヒドイですね(笑)
最初に書いた通り、今回のテーマは「モテる男」であり、「イケメン」とか「イケメンの定義」ではないので、ここに初めから「ブサイク」が入ってきてもなんら問題ではありません。
また、ここでお話する内容は全て私の経験に基づくものなので、「とりあえずお前誰やねん」って方は「ななーみの恋愛事件簿3選」で私の恋愛遍歴をさらってきてください。
さて、「面白いブサイク」がモテる理由。
その理由は「安心感」と「親近感」でしょう。
元来、「面白い人」は人気があります。
小学校で足が速い奴がモテるのと同じで、勉強が出来る奴、そして面白い奴が大体クラスでも輪の中心になっていました。
ではなぜ彼らは人気があるのか。それは、「面白い奴」というのは、「相手との距離感を詰めるのが上手」だからです。
その方法は様々ですが、自分を下げて相手との距離感をつかむパターンもあれば、自分を上げて相手と対等の立場になって詰めていく人もいる。
「面白い人」は、「相手が自分に何を求めているのか」を瞬時に読み取り、その要求にいち早く答えることが出来る人なんですよね。
そりゃあモテるわってことです。
でも……。もしその人が「イケメン」だったら……?
話が変わってきます。
もちろんイケメンでかつ面白ければ完全無敵。言うことなしです。
でも、そんな完璧な人に「安心感」を抱けますか?
「かっこよくてしかも面白いなんて完璧じゃん……」と、ついついありもしないことを想像し、勝手に距離を置いたり、警戒したりしてしまいませんか?
女性にとって大切なのは、「安心感」。
その人といて心から安心出来るか、落ち着くことが出来るか、それが大切なんです。
男性は、「付き合う彼女も自分のステータスの一部にしている」という話をよく聞きますが、女性の場合は、「彼氏とは自分を支えてくれる理解者」としての要素が強いので、隣に連れて歩いて自慢できるイケメンよりも、隣にいて安心出来る人を好む傾向があります。
ということは……。
「相手との距離感を詰めるのが上手」である面白い人と「安心感が得られるブサイク」が合わされば……完璧ですよね。
もちろんこれは好みの問題もありますが、テレビで人気を博している、「ブサイクなお笑い芸人」さんがなぜかモテるのは、この、「相手のニーズを汲み取れる能力」、「相手との距離感を詰めるテクニック」×「ブサイクであるが故の安心感」からくるものなのではないかと思うのです。
アニメのキャラクターでも、女子に人気があるのは総じて「イケメンキャラ」よりも「二枚目キャラ」ばかり。(ただアニメキャラの場合はあくまで二枚目キャラなだけで普通にイケメンだけど)
あの二枚目キャラが人気を博しているのも、その「安心感」からくるものなのではないでしょうか。
「丁寧なイケメン」=「なのに」+「もしかして」
お次のモテ男子は「丁寧なイケメン」。
おいおい、さっきと言ってること違うじゃん。結局イケメンかよって声が聞こえてきそうですが、ここでもポイントは「顔」ではなく、あくまで「安心感」です。まあ、しいていうなら、イケメンが故にプラスオン出来る特権としては「特別感」ですね。
先程の「面白いブサイク」。これがもしイケメンだったら……。
その状況を見ていなくても予想がつきます。「絶対モテる」と。人は何も言わなくても「面白い人」がモテると経験則で分かるのです。
そして「モテる」と判断された男性が女性の中でどうなるか、「警戒される」わけです。
だって、「絶対モテる男の人」が自分に言い寄ってきたら……警戒しませんか?
「なんで私?」「何かあるの?」って。
そしてこうなってはなかなか信用してもらえず、結局お互い本音を明かせないまま終わってしまうケースが多いのです。
ではイケメンはどうしたらいいのか。
ポイントはあくまで「安心感」です。
「安心感」とは、「相手との距離感のとりかた」に加えて、「この人は信じても大丈夫」という「信頼感」からくるもの。
「信頼」は、どれだけ相手に真摯な態度で向き合えたかで決まるものです。
ということは……。どれだけ相手に熱意をもって、そして丁寧に向き合えるかなんです。
ただ、「丁寧さ」は正直、出す人間の質が試されます。
分かりやすく言うと、「ブサイクが初めから丁寧に接すると警戒される可能性がある」ということです。「こいつ何か企んでいるの?」と。
そう、「面白いイケメン」が警戒されるのと同じように。
だからこそ、イケメンはあくまで信頼感を勝ちとるべく、安心感を与える為に丁寧に接していく必要があるんです。
ブサイクとは違い、やはり見た目にアドバンテージがある分、近寄られても女の子たちに悪い気を起させることはないので、はじめの「こいつなんなの!?」がないわけです。
そこからさらに「この人良いかも」に発展、さらには「この人なら大丈夫かも」にするには、とにかく丁寧に。「この人イケメンなのにすごく丁寧だし、もしかして……?」と、女の子たちに「なのに」と「もしかして」という感情を起こさせたら勝ちです。
「なのに」と「もしかして」の重要性
そう、モテるためのポイントは、相手に「なのに」と「もしかして」の感情を起こさせることです。
不良が雨の中、捨てられている子犬を拾っているシーンを見てキューンとしてしまうっていう、まさにアレです。
「イケメンなのに面白い」は、正直プラスにプラスなので、「なのに」の意味を果たしていません。ここでは「ブサイクなのに面白い」というマイナスなのにプラスという矛盾の構造が「なのに」の意味を成立させてくれます。
同様に「ブサイクなのに丁寧」は、一見、マイナスにプラスの要素が加わっているので、「なのに」の要素を果たしている様に見えますが、ここでは、「ブサイクなんだから丁寧なのは当たり前だろ」という、世間一般の根拠のない常識が邪魔をしてきます。
「なのに」は常に矛盾をはらんでいなければならないのです。
「イケメンなのに丁寧」、これは、本来「イケメン」というアドバンテージを持っているから別に丁寧に接しなくてもモテるだろうに、そこに丁寧を加えることで「イケメンなのに丁寧」なんてすごい!に結び付くのです。プラスにプラスが結びついてさらにプラスになるパターンです。
じゃあ「イケメンで面白い」も同じじゃん!という声が聞こえてきそうですが、ポイントはそこに「安心感」があるかどうかなので、プラスにプラスが必ずしも正解とは限らないというわけです。
・・・と、ここまで「モテる男」について書いてきたんですが、目の前で可愛い彼女を連れているイケメン彼氏が「何をやっても小栗旬になってしまう小栗旬」のモノマネをやっててめっちゃ面白かったから、やっぱり「面白いイケメン」最強だわ、ごめん。