ぼくは、恋人ではない女性と婚約した。

らぶりりライターのナナシロです。

実は、というほどのことでもありませんが、2017年10月10日、僕はある女性と婚約しました。
そして、今その女性と同棲をしています。

ですが、その女性とお付き合いはしていません。

要するに、恋人ではない方と婚約し同棲しています。

 

「そんなことってある?」
「信じられない」
という反応の方も多い僕らの婚約・同棲生活。

今回は、私事で恐縮ですが、僕らが恋愛をせずに婚約した経緯をご紹介しようと思います。

そして僕らの例を通じて、結婚とは何なのか、恋愛とは何なのか、みなさんが考えるきっかけになればと思います。

 

僕らが婚約した経緯

2017年9月、僕は鬱病になりました。
ベッドから起きあがれなくなり、会社へ行くこともできなくなりました。

僕が精神を失調するのはこれが初めてではありません。
実は、僕は発達障害の一つである「ADHD」です。

忘れ物が多かったり時間通りに行動できなかったり衝動的な行動が多かったりするなど、生活に差し障る特性があるのがADHDです。
そしてADHDは、二次障害として鬱などの精神疾患を発症しやすいのです。

 

僕自身、今回の鬱がADHDの特性ゆえに発症していることは自覚がありました。
ですが、さまざまな不幸が重なりうまくコントロールすることができなかったのです。

そんな折、とにかく仕事から離れ、安心できる場所へ行きたいと強く思った僕は、長野在住の親友に連絡をとることになりました。
親友の名前はしおりちゃん
彼女もADHDで僕と似たような注意欠陥や衝動性を持っていて、生きづらさを感じている人です。

 

しおりちゃんを頼って長野へ遁走しようと決めた僕は彼女にLINEを送りました。
「しばらくの間家にいさせてほしい」と伝えたところ、しおりちゃんは間髪入れずに「いいですよ」と返してきました。

その言葉の温かさに涙した僕は、ふと「もういっそ結婚しない?」と言いだしました。

自分でもなんでそんなことを言ったのか未だに分かりませんが、しおりちゃんのかけ値ない優しさに触れて、「この人しかいない」と思ったのだと思います。

 

そして僕の突飛すぎる提案に対して、しおりちゃんは「いいですよ」と、また一も二もなく答えてくれたのでした。
彼女は「ナナシロさんとなら結婚生活も楽しそう」と言いました。

かくして僕らは、恋愛関係ではないところから婚約し、同棲をすることになりました。

 

恋愛の先にある結婚に疑問を感じた

こんななし崩しの僕のプロポーズに快くOKを出してくれたしおりちゃん。

彼女はとても男性からモテる方ですが、これまでほとんどの恋愛で長期的に良好な関係を築いてこれませんでした。

 

彼女が好く男性はアグレッシブで不安定な方が多く、どうしても破滅的な恋愛になりやすかったようです。
それゆえに、恋愛をすることに疲弊していました。

これまでの恋愛の中でも結婚を意識したり同棲したりしたことがあったそうですが、どうしてもうまくいかなかったため、果てに「もういっそ一人で生きていった方が楽しいな」と思うようになったそうです。

 

一方の僕は、以前記事を書きましたが、オープンリレーションシップを実践したり、添い寝屋をおこなったり、世間の常識にとらわれない恋愛関係や男女関係を築いてきた過去があります。

それは「自分がもっとも自然体でいられる生き方は、世間一般と同じとは限らない」という信念があったからでした。

その信念ゆえに、かねてから疑問に思っていたことが「恋愛の先に結婚がある」という考え方でした。

 

性格的に安定を求めるタイプの人であれば恋愛から結婚へスムーズに進展していくかと思いますが、しおりちゃんのように恋愛に強い刺激を求める人はそこでつまずいてしまうように思います。

そしてそれは決して特別なケースではないでしょう。

結婚生活は金銭感覚や生活リズムといったものを、自分の育った家庭外の人と合わせていく営みになります。
そこには恋愛的な刺激よりも、安心して生活を共有できる信頼関係が必要になります。

 

恋愛相手としては魅力的だけど結婚相手となるとちょっと考えてしまう……という方はみなさんの周りにもいらっしゃると思います。
あるいは、もしかすると今現在それで結婚を悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。

恋愛で求めている刺激と、結婚生活で求めている安心感は、やはりズレがあるように感じます。

お互いにそういう前提があり、しおりちゃんは「恋愛はもうするつもりがないけど前向きに一緒にいられる人といたい」という思いから、僕は「恋愛かどうかは関係なく信頼できる相手と人生を共にしたい」という思いから、2人は婚約・同棲に至ったのでした。

 

恋はゆっくりしていけば良いもの

そういう経緯で、僕としおりちゃんは恋愛をせずに一緒に暮らし始めたわけですが、そのことを周りの人に話すと「恋愛していないのに婚約しているってどういうこと?」と聞かれます。

世間では恋愛結婚が一般的なので、多くの人が恋愛をせずに結婚をするということに驚きを感じるようです。

 

確かに恋愛は素敵なものです。
僕も数多く恋に落ちて、何度も人を愛してきました。
それはしおりちゃんも同じです。

僕らはたまたま、婚約・同棲の第一歩に恋愛がなかっただけです。
僕らはお互い恋愛の相手としては見ていないですし、体の関係もありません。

 

この事実も驚かせてしまうかもしれませんが、僕もしおりちゃんも、お互いとは別にセックスをする相手がいます。
そして、それをお互い知ってもいます。

ですが、それがなんだと言うのでしょう?

僕としおりちゃんは、ずっとこのままかもしれませんし、これから恋をするかもしれません。
それは誰も分かりません。
当事者の僕らですら、分からないのです。

 

漫画でも映画でも小説でも、刹那に燃えあがる打ちあげ花火のような恋ばかりが取りあげられます。
ですが、恋はそればかりではありません。
線香花火のようにゆっくりと火を灯し、ささやかに燃える恋もあります。

僕らは打ち上げ花火を求めませんでした。
もしかしたら火がつくかもね。
暖かくなるかもね。
そのくらいの気持ちで、線香花火の付きあいをしています。

 

固定観念にとらわれない愛の形

昨今、結婚願望がある方が減っていると言われています。
様々な要因があると思いますが、僕はその一因として、社会による結婚観の押しつけがあるからだと思っています。

結婚とはこうでなくてはならない。
結婚生活はこう送るべき。

もちろん既存の結婚観が合っている方はそれで良いと思います。
ですが実は結構多くの方が「なんか違うぞ?」と思っているのではないでしょうか?

 

大切なことは、世の中で一般的な恋愛観・結婚観に自分を当てはめることではなく、自分に合った愛の形を見つけることです。

とはいえ、中には「自分らしく選択すると親や親戚から認めてもらえない」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

 

やはり、「一般的でない」ということもあるので、最初こそ秘めた方が良いかもしれません。

ですが、素敵な関係を継続して見せていけばいいのです。

自分たちの存在そのもので、素晴らしい関係であることを証明していけばいいのです。

 

僕はすでにしおりちゃんのご両親やご親戚の方とも挨拶をしていますが、
「素敵な方を連れてきてくれたね」
「しおりをどうかよろしくお願いします」
と言っていただいています。

会う前は不安に思わせていたようでしたが、僕としおりちゃんが素敵な関係であることをお見せしたことで、ご親戚の方々もホッとしてくれたようでした。

 

僕はこうやってしおりちゃんとの関係を続けていくことで、お互いの両親や親戚、周りの友人、世の中の人たちに、
「こういう恋愛観・結婚観でもいいね」
「本人たちが幸せなのが一番だね」
と思ってもらえるよう生きていこうと思っています。

もし今、自分らしい恋愛や結婚をする上で悩んだり苦しんだりしている方がいたら、ぜひ僕らを参考にしていただけたらと思います。

 

僕としおりちゃんの日々を綴ったブログを始めました。

僕としおりちゃんの日々を綴ったブログ「恋より早く。〜僕たち、親友同士で婚約しました!〜」を始めました。

ブログは基本的に僕ナナシロが書いています。

らぶりりのときとは文体がちょっと違い、ポップで親しみやすい感じになっているかと思います。

(また、ブログ内のイラストはすべて僕が描いています。)

 

不定期ではありますが、僕らの楽しく前向きな日々や生活の知恵を綴っていこうと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ナナシロ

アート、ホラー、面白系コンテンツの企画屋。Webクリエイター。怪談師。アートサロン『Artfans.jp』主催。添い寝屋。 自分にしっくりくる生き方を探していたら『らぶりりーす』にたどり着きました。 ツイッターで恋愛相談に乗っています。