24歳の頃に乳がんが発見された話。”自分は大丈夫”と思ってる人こそ読んでほしい

ライターのめぐみです。

突然ですが、わたしは乳がん経験者です。
診断されたのは、24歳になったばかりの時でした。

仕事も遊びも恋愛も楽しんで、ほんとバカみたいに元気で、自分ががんになるなんて夢にも思っていませんでした。今は治療を終えて再発もなく過ごしていますが、もし気付かずに過ごしていたら、今頃どうなっていただろう・・・とたまに思います。

今回は、なぜわたしが24歳という若さで乳がんを見つけることができたのか、その経緯をお話します。

 

乳がん発見のきっかけ

きっかけは、自分で見つけたわけではなくて、当時の彼氏(今の夫)が教えてくれたこと。

「右にあって左にないのがあるよ」って。

よーくくらべてみれば確かにわかる、右にはあって左にはない「しこり」。
それを彼が教えてくれたことがすべての始まりだった。

 

まずは近くの婦人科へ検診に

「一応調べてみたら?」

と言われて、とりあえず家の近くの婦人科へ。
超音波検査で診てもらったところ、
「まぁおそらく繊維腺腫(せんいんせんしゅ)でしょうね」と。
繊維腺腫は珍しくない良性のしこりなんだそう。

 

「ただし、」

と先生は続けた。

 

「念のためにもう少し詳しい検査をしておいた方がいいでしょうね」と。

 

その「詳しい検査」とは、細胞を直接とって検査にかけるというもの。保健センターへの紹介状がわたしに渡された。

仕事が忙しかったから休みを検査にとられるのがイヤで、その時はただただ「めんどくせーな」としか思わなかった。

 

保健センターで2回目の検査

当時住んでいたのが三茶だったので、世田谷区の保健センターへ。(さすが世田谷区。けっこうキレイだった記憶がある。)

「細胞を直接とる」という説明そのまんまのことが行われた。注射針を胸に刺して細胞を吸い取る、というもの。やることはそれだけ。
ただ移動時間やら待ち時間やらで結局半日つぶれ、せっかくの休みなのに案の定疲れ切ってしまった。

 

数日後、結果を聞きにまた保健センターへ。

 

そこで聞いたのは驚きの結果。

 

「あのー、」

 

 

「細胞がうまくとれなくてわかりませんでした」

 

・・・はぁ??

 

「大変申し訳ないんですけども、細胞がうまくとれなかったので、わからなかったんですね」

 

話をしている相手は細胞をとった人じゃなく受付?の人だったし、聞き返しても同じことしか言わないので、文句を言うのはやめた。

結局「大学病院でもっと詳しい検査をした方がいい」ということで、わたしの手にはまた紹介状。また検査で休みが消えることにうんざりしつつ、今までの時間と労力を無駄にしたくなかったのでなかば意地で大学病院に行くことにした。

 

大学病院で3回目の検査

人生初の大学病院。
薄暗いところで横になってたからあんま見えなかったけど、どんな検査かと思っていたらなにやら道具?がちらっと見えた。ボールペンの芯くらいのぶっとい針だった。

「おいおいまじかよこれ刺すのかよ!?」

とは言えないので、黙って説明を聞いて横たわるのみ。

 

バチン!

という謎の音とともに細胞をとられた。でも、どんなことになってそんな音が出るのか直接見る勇気はなかった。

それは2回、3回と続いた。

バチン!

バチン!!

その無機質な音が自分の胸から聞こえてくることが、なんだか異常に恐ろしかった。

 

診断の結果

検査結果を聞きに行ったのは、忘れもしない2010年6月6日。予約時間は確か9:30頃。

でも、待てど暮らせど呼ばれなかった。後から来た人が先に診察を終えて帰っていった。

何があったのか知らないが、結局2〜3時間くらい待たされた。さすがにわたしのイライラはピークに達していた。

そうしてようやく呼ばれて入った診察室。仏頂面で挨拶もしなかった。

無言でイスに座ってむくれているわたしに、先生は話しはじめた。

 

「長い時間お待たせしてすみません」

 

(謝るくらいなら早く呼べっつんだよ)

 

 

「時間がとれるのがこの時間になってしまったもので」

 

(そんな時間いらねーだろ。結果きくだけなんだから)

 

 

「検査の結果、我々としても、非常に驚いています。」

 

 

・・・え?

 

 

 

 

「悪性です。」

 

 

 

 

そこから先はよく覚えていない。

気付いたら家にいた。でもたぶん、診察室で泣いたと思う。

死ぬんだ

と思って。

「がん=死」だと思ってたから。じーちゃんもがんで死んだし。がんなんて、「死ぬ病気」みたいな漠然としたイメージしかなくて。まさか自分がなるなんて思ってもみなかった。

しかも24歳で。

でも、なってしまった。

 

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これが、わたしのがんが見つかった話です。

乳がんの場合は、2cm以下でリンパ節に転移がなければ「早期発見」といわれるみたいだけど、わたしはリンパに転移がありました
だから気付くのがもっと遅かったら、リンパから身体中のいろんなところにがんが回って、気付いたときには手遅れになっていたかもしれません。

もし彼が見つけてくれなかったら。
もし婦人科に行ってみていなかったら。
もし詳しい検査をめんどくさがって受けていなかったら。

人生、本当に何がどうなるかわかりません。

わたしがこの記事で伝えたいことは2つです。

  • 「自分は大丈夫」なんて思わずに、自分の身体のチェックとか検査はしてほしい。年齢が若くても、めんどくさくても。
  • パートナーがいる人は、相手の身体もチェックしてあげてほしい。そして何か異変があったらすぐ教えてあげてほしい。

 

当たり前のことが当たり前にできる健康な状態を維持するために、あなたのためにも、あなたの大事な人のためにも、どうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

めぐみ

人妻。30歳。同棲→結婚→セックスレスな今。酒を飲みながらセンスの良い下ネタを嗜めるパートナー募集中。一般モラルや常識よりも自分の経験に基づく価値観こそが最優先。職場では八方美人な隠れゲス。